完全寝たきり介護のコタロウですが、横に寝かされるのが苦手という超ハードモードです。立てないのにどうしても立ち上がりたいようで、横に寝かせるとジタバタを暴れて激しく吠えます。
この状態がしばらく続くと次第に呼吸が激しくなり、大量のヨダレ、失禁、足の硬直や痙攣といったパニック発作のような症状になります。
起き上がりたいコタロウのために、リラクッションや車椅子を購入したものの、乗せたところで吠えなくなるだけ。相変わらず、口呼吸でとても辛そうです。それどころか、四肢の筋肉の硬直は激しくなり体力をかなり消耗しています。
こんな状態のため体重減少が著しく、寝たきりになる前は13kgほどあった体重も2ヶ月ほどで7.5kgまで落ちました。ほぼ体重は半減。80kgの人が2ヶ月で45kgまでダイエットするようなもの。
なお、食事量はむしろ増えています。1日3食は食べているにも関わらず、激しい運動をし続けている状態なので一向に太りません。
唯一、リラックスできるのは1回1〜2時間程度、1日2〜3回と小分けとる睡眠時間だけ。もっと長く寝てくれれば、体重も減らないし、何よりコタロウがリラックスできるのに…。
というわけで、睡眠薬を使って半ば強制的に睡眠時間を確保することにしました。
老犬介護の睡眠薬としてよく使われる薬の種類
睡眠薬として使用候補になったのがトラゾドン、ジアゼパム、アセプロマジンの3種類。ネットで調べて実際に老犬介護で使っている方を参考に選びました。
トラゾドン
トラゾドンは抗うつ薬。不眠による鬱病を改善するための薬です。眠気を誘発するセロトニンの働きを手助けする効果があります。また、ジアゼパムと同等の抗不安作用もあり、認知症による興奮を抑える効果もあります。
ジアゼパムとは異なり、耐性や依存性がないことから、睡眠薬としては弱い薬、マイルドな効き目となります。「睡眠薬のよう強い薬を使わずに不眠を改善したいときに使う薬」として用いられます。
主な副作用として、眠気、めまい、口渇、便秘などがあるようです。また、起立性低血圧も引き起こすので注意が必要。
半減期(服用した薬の濃度が体内で薄まった時間)は3~6時間。
人間の場合、心筋梗塞、緑内障、てんかん等の既往歴がある場合は「慎重投与」となっています。てんかんで立てなくなったコタロウには少し不安かも。
ジアゼパム
ジアゼパムは精神安定剤で、てんかん発作を抑える坐薬と同じ成分のベンゾジアゼピン系の睡眠薬です。ベンザリン、ニトラゼパム、クロナゼパム、クロバザム、ミダゾラム、ロラゼパムなども同等のもの。抗不安薬、抗痙攣薬、催眠鎮静薬としても使われます。また、麻酔の前に飲む麻酔前投薬としても用いられています。
耐性、依存性が強いため、使い続けると効きが弱くなります。そして使用を中止すると痙攣発作が起きる場合も。
主な副作用として、眠気、ふらつき、めまい、歩きにくい、頭痛、失禁、ふるえ、頻脈、血圧低下、吐き気、吐く、食欲不振、便秘、口が渇く、発疹、倦怠感、脱力感、むくみ、黄疸などが報告されています。
半減期(服用した薬の濃度が体内で薄まった時間)は20~100時間とかなりの長時間。
アセプロマジン
アセプロマジンも睡眠薬として老犬介護でよく使われています。犬を眠らせるために処方する動物病院が多いようですが、実際のところは「神経遮断薬」として統合失調症、精神安定剤、また全身麻酔の前の投与薬にも使われるほど強力な薬。掛かり付けの獣医師には「アセプロマジンを使うようになったらいよいよだよ」と言われました。老犬介護における最終手段といっても過言ではないでしょう。
副作用としては、低体温、低血圧、発作のリスク増など。血管、心臓といった循環動態にも大きな影響を及ぼすとの報告もあります。
半減期(服用した薬の濃度が体内で薄まった時間)は3~16時間。短期間で強力な効き目ということですね。
最もリスクが低いトラゾドンを試すことにした
我が家では、自然な形での老犬介護を心がけており、できる限り薬には頼りたくありませんでした。ただ、コタロウが痩せていく姿が辛かったというのが、睡眠薬を使う決断をした最大の理由。
ともあれ、リスクは避けたいので、最も弱い薬の「トラゾドン」を少量から試すことにしました。
ちなみに、アセプロマジンは海外輸入になるため、かかりつけの動物病院では取り扱ってないとのこと。
獣医師から処方されたのは「トラゾドン塩酸塩50mg(アメル)」でした。コタロウの体重は7.5kgほどなので1回1錠でいいとのこと。
しかし、ネットで調べたところ、体重1kgあたり5mgとありました。コタロウの場合は37.5mgが適量。まぁ1錠50mg与えても問題はなさそうだけど…。
ただ、睡眠薬選びで参考にしたサイトでは、1回4〜8mgとしていました。獣医師の事は信頼しているけど、ここは慎重にと思い、少量から試すことにしました。
トラゾドン1/4錠12.5mgを服用したケース
深夜1時30分頃、眠りから覚めたコタロウをリラクッションに乗せ、まずは水を飲ませる。そのあと軽く夜食を与えました。
そして、ピルカッターでトラゾドン1錠50mgを4分割。試しに1/4錠12.5mgから試してみることにしました。こんな少量で効くのか?
そして、ちゅるびーにトラゾドン1/4錠12.5mgを埋め込み食べさせる。なお、錠剤を飲ませる時は犬用よりも匂いが強い猫用のちゅるびーがおすすめ。
薬を飲んだのが深夜1時50分。しばらくリラクッションに乗せたままで様子見。15分ほど経過しても変化なし。
横に寝かせれば眠るのでは?と思い、横に寝かすもいつも通り暴れて吠え出す。しばらく寝かしつけをするもダメ。全く寝る気配なし。でしょうね。これじゃあ少なすぎだよね。
トラゾドン2/4錠25mgを服用したケース
その後、再びリラクッションに乗せて、トラゾドンをもう1/4錠12.5mg追加で飲ませました。合計2/4錠で25mg。
相変わらずリラクッションの上で暴れるコタロウ。息も上がり失禁もした。興奮状態のまま20分ほど経ってから、横に寝かせてみる。すぐには寝なかった。寝かしつけをして15分後に眠った。深夜2時50分頃。多少のタイムラグはあったけど、トラゾドン2/4錠25mgで眠ってくれる?
この眠りは薬によるものか、それとも疲れによるものか。起きるまで観察することにしました。
いつもと違う様子に不安になる
深夜3時30分頃、尻尾が下がる。下がるというのは足の方を向くということです。いつもは寝る時でも尻尾が上がった状態(背中の方を向く状態)だったのに。睡眠薬によって緊張が解けた?
早朝4時頃、顔がビクンビクンし始める。寝ている時に足を動かすことはよくあるけど、顔がビクンビクンするのは珍しい気がする。普段ならビクンビクンすると目を覚ますのに、目を開けすらしない。深い眠りについているの?痙攣にも見えるので少し心配になりました。
早朝4時30分頃、伸びをして、口をくちゃくちゃ。あくび。ため息のように大きくゆっくりな呼吸。これは起きるやつだ、と顔を見たら目は閉じている。明らかにこれまでとは違う。この状態が良いのか、悪いのか、少し心配になってきた。
一緒に眠ってしまい正確な時間は分からないけど、おそらく早朝5時30分頃に一度起きた。起きたけど、寝かしつけをしたらすぐに眠った。このパターンも初めて。
そして朝6時30分頃、ゆっくり目覚めた。この時も気になる点がありました。いつもならすぐに「起こせ」と足もバタバタと動かすのだけど、この日は少し違った。
目を開けながら断続的に顔にグッと力を入れる状態が続いた。この症状、どこかで見覚えがある。てんかん発作が落ち着いた後によくやっていた仕草だった。軽い発作?弱っている?気絶後に見られる状態?いや、逆にリラックスしているから?いつもと違うから不安になりました。
あと気になったのが、歯ぎしり。あくびをした後にゴリゴリと歯ぎしりをするようになった。これもてんかん発作後にやっていた仕草。
ここで妻にバトンタッチして、私はベッドで束の間の仮眠。
起きた後も睡眠薬が効いている?
妻のルーティンは、朝7時頃にコタロウに朝食を与え、朝8時前に出勤する。出勤の際はコタロウを横に寝かせる。それと同時にコタロウが「起こせ」と吠えるので、その声を聞いて私が起床します。
いつもは、吠えるコタロウを必死に寝かしつけるも、なかなか寝てくれないのがお決まり。しかし、トラゾドンを服用したこの日は、ものの数分ですぐに眠ってくれた。もしかして、まだ薬が効いていた?
だいたい深夜2時頃にトラゾドンを服用して、朝8時でも眠そう。つまり6時間は効いている?
薬が効いているのであれば、朝に無理やり起こしてご飯を食べさせるべきではないかも。完全に目が覚めてからにすれば良かった。それとも、朝の僅かな時間で疲れたから眠っただけ?
理由はともあれ、いつもよりも眠ってくれたことには違いない。睡眠薬の力、すげぇ。
結局、この日は午前10時まで眠りました。夜中からずっと同じ体勢で寝ている(朝食の時にリラクッションに乗っているのでずっとではないけど…)
結局、初回はトラゾドン2/4錠25mgを与えました。参考にしたサイトでは「4〜8mgで8時間は薬が効いている様子」とありましたが、実際、薬の影響がどこまであるのかは、もう少し検証する必要がありそうです。
トラゾドン3/4錠37.5mgを服用したケース
トラゾドンの服用を続けてから1週間。2/4錠25mgでは全く効き目を感じられなくなりました。とにかく寝つきが悪い、夜中に吠える、朝は早く目覚める。これはもうほとんど服用する前の状態でした。
そこで、トラゾドンを3/4錠37.5mgに増量することにしました。コタロウの体重換算での適量。
トラゾドンを服用したタイミングは、2時間程度の睡眠から覚めた直後。通常なら絶対に寝ないはずだけど、服用から30分ほどで眠りにつき、その後2時間ほど寝続けました。しかも、通常ならジタバタと暴れるリラクッションの上で。これはかなり効いている。
オシッコで一度起きたため、横に寝かすも吠える。再びリラクッションに戻すとすぐに寝た。一度寝たら無理に起こさない方がよさそう。
その後、再び目を覚ましたのでチューブ・ダイエット(ハイカロリー)を与えて、横に寝かして、オムツを交換。すると、寝かしつけせずとも眠った。明らかに寝付きが良くなっている。改めて睡眠薬の力を思い知らされる。
翌日は一度も昼寝しなかった
トラゾドン3/4錠37.5mgに増量したところ、午前10時過ぎまで眠った。でも、それからが大変だった。
夜ぐっすり眠った反動からか、日中はとても元気。いつもより動きも激しく、昼間に何度寝かしつけても眠る気配なし。結局、一度も昼寝することはありませんでした。
まぁ、これが理想的な生活リズムなんだけど。でも、普通のシニア犬は昼間も眠っているだろうし、私としても日中にやる事が全く手につかないのが難点。夜中と昼間の2回に6時間ほど眠ってくれるのが理想的なんだけどね。
トラゾドン3/4錠37.5mgも効き目が薄くなってる?
トラゾドン3/4錠37.5mgが定番となり、服用し始めて20日ほど経過しました。
確実に睡眠時間は増えて、体力を使う時間も減って、体重減少は抑えられている気がします。私としても夜中に眠ってくれるので、その間に仕事したり、動画見たり、仮眠したりと介護負担もかなり軽減されました。
ただ、初めてトラゾドンを服用した時のような、長時間睡眠はしなくなりました。1〜3時間ごとに目を覚まし、その度に寝かしつけをしている状態。ほぼ確実に眠ってくれるけど、たまに吠えたり、寝かしつけに時間を要することもあります。
もしかして、コタロウの中でトラゾドン耐性がつき始めてる?
1錠50mgの壁はまだ怖いから、トラゾドン服用する3時間前は起こして、コタロウの疲れと眠気をコントロールすることにしました。
トラゾドン1錠50mgを服用したケース
疲れと眠気をコントロールをするも、目に見えてトラゾドンの効き目が弱くなってきた。そこで、獣医師と相談してトラゾドンを1錠50mgに増量することにしました。元々、トラゾドンはそこまで依存度が高くない上、当初よりも体重が少し増えたので1錠50mgで問題ないと判断。
初めての1錠50mg。最初は1錠を半分にしてちゅるびーに埋め込んでいたけど、1錠丸々の方が薬としての本来の効果が得られやすい?気がしてノーカットでちゅるびーに埋め込んでます。
3/4錠37.5mgの時よりも効いている気はする。ただ、その後、日によって効き目はまちまち。薬の量というより疲労度、服用前の起床時間、快適な温度、体勢といった外的要因が強い気がする。
あとやっぱり、朝に日の光を浴びること、心身ともにリラックスしていることが重要な気がします。
昼にもトラゾドンを服用させてたけど中止した
疲労軽減、体重減少予防、あとは飼い主の負担軽減のため、昼間にもトラゾドンを服用させることにしました。
昼間も1錠50mgだと長く寝過ぎて、夜中に眠れなくなる恐れがあるため2/4錠25mgにしてみましたが、結局、効きが弱く睡眠時間が短いため、最終的に昼間は3/4錠37.5mgまで増やしました。
寝つきの感覚は1錠50mgの時と変わらない。朝に覚醒してから一睡もしていないこと、外に出したりマッサージしたりと疲労があること、あとは昼ごはんを食べた後ということもあって、寝つきはなかなか良い。
ただ、昼の睡眠時間は2〜4時間程度にとどまりました。1錠50mg飲ませた時に比べると短時間だけど、コタロウにとっても飼い主にとっても貴重な時間となりました。
しかし、覚醒後の興奮が激しいため昼間の服用は中止しました。あと、昼間にトラゾドンを飲まない方が、夜中の眠りが深いという結果も。
トラゾドンは眠りを助ける薬であって、寝て欲しい時に飲ませればいいという薬ではないらしい。
トラゾドンは服用する量で睡眠時間が変わる
夜に1錠50mgを服用して6〜8時間ほど、昼に2/4錠25mgを服用して2〜4時間ほど眠ってくれることから、トラゾドンは服用する量によって睡眠時間をコントロールできるのかもしれません。
体重7.8kgのコタロウの現在の推測値は以下の通り。
トラゾドンの量 | 睡眠時間(推測) |
---|---|
1/4錠12.5mg | 1時間未満 |
2/4錠25mg | 2〜4時間 |
3/4錠37.5mg | 4〜6時間 |
1錠50mg | 6〜8時間 |
また、睡眠時間は体内に蓄積されたセロトニンの量で決まる気がする。運動による疲労、日光浴などでセロトニンは分泌するため、日常生活からセロトニン分泌を意識すると良いのかもしれない。
トラゾドンを与えるタイミング
正しい生活習慣にするためにも、トラゾドンは夜中に効いて欲しいもの。だいたい6〜8時間ほど効果があると想定して、服用開始時間を調整しています。
現在は21時前後にトラゾドンを服用。トラゾドンは服用してからだいたい1〜2時間で眠りにつく場合が多く、23時には基本的に眠っています。
その後、3〜4時間後に微覚醒してジタバタし始めるので、体位変換したり、シリンジで水分補給したりして寝かしつける。
さらに1〜2時間後にまたジタバタし始めるので、体位変換、水分補給、寝かしつけ。これを完全に目覚めるまで繰り返すとだいたい朝6頃になっています。稀に、一度も体位変換せずに朝までぐっすりという日もあります。
- 21:00 トラゾドン服用
- 22:00 〜 23:00 入眠
- 2:00 微覚醒するので体位変換、水分補給、寝かしつけ
- 4:00 微覚醒するので体位変換、水分補給、寝かしつけ
- 6:00 起床
トラゾドンは、時間と共に薬の効き目が緩やかになっている印象。徐々に薬が抜けている感じ。蓄積されたセロトニンが少しずつ消費されているのかも。
ただ、その日の体調や疲労度によって寝つきや眠る時間は異なるので、トラゾドンを服用するまでの疲労度や満腹度などのルーティンをコントロールすることが重要だと感じます。
トラゾドン服用後は安静にする
トラゾドン2/4錠25mgを食後に与えた時のこと。いつも通りフードを食べた後、猫用ちゅるびーに薬を埋め込みコタロウに食べさせた。
食後はリラクッションや車椅子に乗せて、胃が落ち着いたら寝かせるようにしている。ただ、リラクッションや車椅子に乗ると暴れて息が上がってしまう。
その日は、トラゾドンを服用してから20分ほど車椅子でグル活をさせて横に寝かせた。すると、顔が緊張硬直し、軽い発作が起きた様子。呼吸も浅い。あまり良い状態とは言えない。
一方で、瞬きして眠る前兆を見せ、足をバタバタさせることもない。
そのあと寝てはくれたものの、2時間もしないうちに目覚める。体位変換して寝かしつけるも直ぐ目が覚めてしまい、いつもの興奮状態に。
トラゾドンは眠気を誘発する薬なので、服用後は落ち着かせて、いつでも眠れる状態にするのが好ましいかも。
トラゾドン服用後の覚醒に注意
トラゾドンを服用後はすぐに寝かさない方が良い。
覚醒して異常興奮となり、激しく吠えまくることがある。おそらく眠たいのに眠れいないストレスによるものだと思われる。眠気に抵抗している状態。
オシッコやウンチをした、喉が渇いた、物音、振動といったキッカケが覚醒に繋がるので注意が必要。
我が家ではリラクッションで完全に寝落ちしてから横に寝かしつけるようにしている。
トラゾドンは寝つきが良くなる&睡眠時間を長くする薬
睡眠薬は服用させるとスッと眠りに落ちるものだと思っていたけど、実際にトラゾドンを服用させてみたところ、寝つきが良くなる、1回の眠る時間が長くなる、眠い状態が長く続く薬だった。なので、コタロウのように寝つきが悪い犬には寝かしつけを行う必要がある。
一方、睡眠薬として候補に上がった「ジアゼパム」や「アセプロマジン」は、おそらくスッと落ちるタイプ。眠らせるというより気絶させる薬だと思う。
トラゾドンは眠らないと効果がない薬、アセプロマジンは無理やり眠らせる薬、というのが正しい解釈だと思う。
トラゾドンを使用した方の体験談
アセプロマジンを使用した方の体験談
参考までにアセプロマジンを使っている飼い主さんの体験談も載せておきます。
トラゾドンを使ってみた感想
トラゾドンを服用させることによって、1度の睡眠が倍近く長くなった。あとは眠りにつきやすくなって、寝かしつけが格段に楽になった。眠りは日々の体調にもよるので、一概に薬の効果とは言い切れないが、このサイクルが続くなら老犬介護の負担はかなり軽減される。コタロウ的も睡眠時間が増えたからか、どこどなく元気になった気がする。
一方で、睡眠中に起こした痙攣をはじめ、目覚めた時の顔にグッと力を入れる仕草、歯ぎしり、何かしら脳に悪影響があるのでは?と、やや心配になった。
今回使用したトラゾドンには依存性もないし、副作用も弱い薬らしいけど、それでもここまで効き目があり、様子にも変化が起きる。
トラゾドンは徐々に耐性が付いて効かなくなる
依存や耐性のリスクが低いトラゾドンですが、少しずつ量を増やしていることから分かるように、徐々にトラゾドンが効きにくくなっている。
初めは2/4錠25mgですぐに眠り朝まで熟睡だったのが、3/4錠37.5mg、1錠50mgと増えているにも関わらず、寝つきが悪い時、夜中に覚醒して異常興奮する時もある。これは体が薬に耐性を持ち始めたと思われる。
耐性が付くのはトラゾドンに限ったことではない。どんな薬でもあり得ること。人間の場合も、トラゾドンの効き目が弱くなったら量を増やすとった対応になるらしい。
ただ限度もあるので、コタロウの場合は1錠50mgが限界として、例え寝つきが悪くてもこれ以上は増やさないことしにしてる。
コメント一覧 (6件)
コタロウくんのお父様
はじめてご連絡いたします。
大阪府茨木市在住の者で夢歌と申します。よろしくお願いいたします。
トラゾドンで検索したところ、こちらのサイトに繋がりました。
キャバリア15歳♂の飼い主になります。度重なるてんかんからか、徐々に認知症とみられる症状となり、昼夜を問わず暴れるため、鎮静剤の座薬等いろいろ試しましたが特段の効果がないうえ、投薬後に急激に意識を失う怖さから、再度、獣医師に相談したところトラゾドンを勧められ、服用2日目になります。25mgの1/2を寝る30分前に服用しています。
ただし、獣医師がトラゾドンを使うのが初めてということで、不安を抱えたまま、服用させています。
コタロウくん同様に自分のベストな体勢があるのですが、それが維持できなため大声て鳴き叫び暴れます。
集合住宅のため、ご近所さんにも申し訳なく、鎮静剤や睡眠薬を使用せざるおえません。
また、3週間ほどコンセーブ25mgを一日2回服用しています。(獣医師の指導で、トラゾドン服用後も併用)
覚醒後に少しおかしな様子が見てとれると、即使用を中止した方がよいのでは・・とものすごく不安でしたが、こちらのサイトの経緯から、やはりしばらく続けてみようと思えました。
詳細な記録を載せていただきまして有難うございます。
コメントありがとうございます。薬には必ずデメリットがありますから難しいですよね。飼い主様が一番理解しておられると思いますので、獣医師と相談しながら最適な方法を探ってみてください。
14歳トイプードルがいます。上の方とよく似ています。てんかん発作のような感じでしたが、次第に麻痺のようなものが残り脳腫瘍かもと言われています。MRIはしていません。
ジアゼパム5ミリを一錠飲ませていますが全くと言っていいほど効き目がありません。今日から1.5錠になりますが期待していません( ; ; )
のべつまくなし泣き叫んでいます。夜中はものすごく響き渡るのでご近所さんからそろそろ苦情が出そうです( ; ; )
先生にこちらから薬の変更をいうのも何だか嫌で…ジアゼパム1.5錠で今日から様子見です。発症してから2週間近くになりますが5日前からほぼ慣れていません。愛犬も私も…です。
これから先介護が長いとなるとこのままでは良くないので悶々としています。
読ませていただきとても心強く感じました!!ありがとうございます!
大変だと思いますが、最後まで愛してあげてください。
2024年2月ですが、只今18歳の柴犬の介護中で
トラゾドンを検索していてこちらに辿り着きました。
コタロウくんの介護時代のYouTubeには随分お世話になりました。
今回辿り着いたこの記事も大変参考になりました。
本当にありがとうございます。
ご参考にしていただけて何よりです。