コタロウの老犬介護では、よくクッションを使っていました。車椅子に乗っている時、寝かせた時など、クッションがあると何かと便利でした。
このページでは、どういったシーンで、どのようにしてクッションを使っていたか?、またおすすめのクッションなどをご紹介したいと思います。ぜひ、参考にしてみて下さい。
車椅子のカスタマイズにクッションを使用
クッションが最も活躍したシーンは、車椅子(歩行器)のカスタマイズ時です。
コタロウが立てなくなって、すぐに犬用の車椅子を専門業者にオーダーしたのですが、とてもじゃないけどデフォルトの状態では全くダメでした。ナイロンテープが擦れて足から出血したり、車輪を止めるボルトがくるぶしに当たったりと、とにかく不満しかなかった記憶があります。
なかでも特に不満だったのがアゴ乗せバーの位置。
おそらく首を支えるためにと設置されたバーだと思うんですが、どうしても喉に当たってしまうんです。コタロウも前へ前へと前のめりになっていたせいもあって、喉が圧迫されてとにかくゼハゼハと苦しそうに呼吸してました。元々、気管虚脱持ちだったコタロウにはキツイ。
アゴ乗せバーは、アルミフレームにウレタンの緩衝材が巻かれているだけなので、何か柔らかい物を挟まないとダメ。そこで、気道が圧迫されないように喉元にクッション挟んだり、胸辺りにクッションを挟んで体自体を高くしたりと色々工夫していました。
業者にお願いして邪魔なアゴ乗せバーを取ってもらうこともできたんですが、他にも不満はたくさんあって、全部言ったら作り直しとかなりそうで、そうなったらコタロウをしばらく待たせてしまうから…と思ってクッションを挟むなりして自分でカスタマイズしていました。
ベッドの高さ調整にクッションを使用
コタロウがベッド代わりに寝ていたのは、ホームセンターで購入した長座布団でした。その高さ調整にも、クッションをよく使っていました。
長座布団は平らにするのではなく、クッションなどを使って少しだけ頭が高くなるようにしていました。
あとは、クッションを使って傾斜をつけ、少しで体を起こしている状態に近づけてあげると、心なしか落ち着いてくれた気がします。
このように、寝ている時もずっと同じ姿勢にしておくのではく、少し頭を高くしたり、傾斜をつけてみたりと体位変換には気を遣っていました。その甲斐あってか、最期の時まで褥瘡(床ずれ)は出来ませんでした。
足の間に挟む抱き枕としてクッションを使用
どうしても寝たきりの時間が長くなると、老犬の体は横に薄くなってしまいます。股関節も閉じぎみになって、足の可動域が狭まってしまうと、ますます立ちの姿勢が取りづらくなってしまいます。
そうならないためにも、コタロウを寝かせた際には足の間にクッションや丸めたタオルを挟んで、まるで抱き枕のようにしていました(コタロウは邪魔そうにしていましたが…笑)
最期の方、人間でいう拘縮なのでしょうか、前足のひきつけが酷くなってきたので、その時もクッションを挟んでいました。
他にも、無理に起き上がろうと体を拗らせて鼻を床に押し当て、呼吸しづらそうにすることもあったので、その時は口元にクッションを挟んで呼吸しやすいようにするなど、寝かせている時もクッションは何かと便利でした。
老犬介護には100均のクッションがおすすめ
コタロウの老犬介護で使用していたクッションは、全て100均(ダイソー)で購入した物を使っていました。
車椅子のカスタマイズで重宝したのが、小さい正方形のクッション(キッズ座布団)です。これがなんと110円と激安。洗濯ローテのため3つ買いました。長座布団の高さ調整にも使っていました。
あとは、円柱形のマイクロビーズクッション。こちらは220円。コタロウの抱き枕にちょうど良いサイズ感でした。余談ですが、人間が昼寝する時の枕にも使えます。
柴犬の顔のクッションもダイソーです。これは220円で、コタロウが元気に歩けた頃からあったもの。耳の形状がいろんな場面でフィットして結構使いやすかったです。
老犬介護グッズを探すなら、まずは100均へ行ってみることをおすすめします。
クッションの代わりに丸めたタオルを使ってもOK?
ブランケットやバスタオルのような大きめのタオルも、丸めればクッションの代用品として使うことができます。形も自由に変えられるし、私もよくタオルをクッションのように使っていました。
ただ、どうしてもタオルだと徐々に圧縮されて、形は薄く、感触は硬くなってしまいます。その点、クッションは中身が綿やマイクロビーズなので、使い続けてもヘタリにくいんですよね。
一時的であれば丸めたタオルでもクッション代わりに使えますが、やはり長期的に使うとうことであればクッションを用意した方がいいでしょう。